やさしい個人旅行講座


番外編


〜 2005年 クリスマスと年末年始の個人旅行について 〜








そろそろクリスマスの飾りつけに街が彩られ始めると
夏の休暇が終わった後に頭に浮かぶのは
次に長いお休みが入る
『冬季休暇』




その年のカレンダーの休日並びにも寄りますが
それでもクリスマス前に設定されている祝日の前日から
翌年のお正月明けの3日、4日くらいまで
学生さんたちや職種によっては長い休暇をいただける方々がいらっしゃいます

個人旅行の中で最も費用的に大きいものに位置する
“航空運賃”

夏の長い休暇やベストシーズンと言われている春・夏に比べると
1年の内で比較的この時期休暇を取れる皆様たち、
又は海外で年末年明けをお迎えになろうとご計画の皆様にとっては
比較的御手頃価格での提供でもあります

しかし、それでもピーク時の一つであることは否めませんが・・・

・・・それでも日によっては谷間に限りなく近くなる価格時期です



ロンドンの人待ちタクシー



しかし・・・・

ご当地は


12月24日 ・・・クリスマスイヴ
12月25日 ・・・クリスマス当日
12月26日 ・・・ボクシングディ  

と、いう1年で皆様が最も心待ちにする祝日連休になります


そして、先日こちらでもご紹介しています
B&Bのお宅でも
このクリスマス休暇、新年(ニューイヤーディーのみ)の休暇は
残念ながら、
お部屋の提供を差し控えさせていただく時期にもなります

日本でのお正月と海外のお国でのクリスマス休暇は同じ
家を巣立った家族が一同にお里帰りをし、
また迎える家族も心待ちにしている・・そんな時

ですから、普段はゲストの皆様にご利用いただいているお部屋が
本来のご家族が滞在しますので、お部屋のご利用ができません





ですから、今期間に限っては
可能な限りホテルでのご滞在をお薦めします





そして、ご滞在される様々な地域のレストラン・バーを兼ね備えたホテルに・・・

『ホテル』と言っても
街中での足場の良いホテル、
カントリーサイドでは中規模からの大きめのホテルからちょっと豪華なお城のようなホテル・・
様々なタイプがあります
しかし、ポイントはそのホテルにお食事やバーなどを兼ね備えた施設があること

何故ならば、12月24日から26日までは街中のレストラン、パブなどがクローズします

12月23日と27日からは通常通り街のレストラン、ショップなど正常に戻りますが
旅行者にとってはそのお食事する場所などが確保できないと
とても心細い思いをいたします・・・
ですから、
クリスマスイヴ、クリスマス、翌日のボクシングディの3日間だけは
ホテルライフを楽しむ・・・というご予定にされれば
ホテル内でのレストランやパブ、バーをご利用いただくことが可能かと思います



ホテル内のレストラン






そうなると、当然交通機関を始めとする
公共機関、様々な観光地やショップも皆さん達も同様に家族の下に集合します


そして、観光をする目的としての施設や催し物、
スポーツなども全てが普段とは違うスケジュールになります

現地に在住のガイドさんに様子を伺っても
先ずは国中の交通機関の目減りや運休
移動はほとんど自身の車などを利用しないと難しい・・・

個人旅行の場合
レンタカーを予めご利用されるのであれば移動に関しては解決します

しかし、私のように移動は公共交通手段と己の足のみ・・・という旅人は
この期間に観光するにはどのようにしたら良いか・・・?

せっかく手にした休暇と航空券を諦めることはできません



ですから、これからのご案内がその時期にご旅行をご計画されていらっしゃる皆様へ
少しでも参考になれば幸いです 



地下鉄マークとクリスマス








【 カントリーサイドでのお過ごし方 】






英国の冬はご承知の通り
1日の日照時間が日本に比べると本当に短く感じます
朝7時台ではまだまだ薄暗いし、
午後も4時になると暗くなってきます

まして、我が国よりもこのシーズンは雨の多い季節
陽の上らないお天気では1日中どんよりとした色合いになります

それでも、丘の連なるカントリーサイドのグリーンはそのままの色を保っています
ですから、もし歩ける状態のお天気あれば是非
「ウォーキング」を


英国の方々はこの季節でも何時ものように元気よく「ウォーキング」を楽しむ姿を見かけます


しっかりとした防水の上着と頑丈な靴が必要になります
中には雨が降っても濡れそぼって歩くご年配のご夫婦にも出くわすこともあり
こちらが心配してしまうこともあります

しかし・・・どのフットパスも何時でも自由に歩く楽しみを提供してくれます

ご自身が愉しむためにほんの少し自然を肌で感じる為に
ご自身の体調に合わせての「ウォーキング」は
どんな季節・天候でもその時々を違った趣を見せてくれます


確かにウォーキングはお天気の状態で左右されることもありましょうが・・・・
いつ何時でも愉しめるのがこのスポーツです
ご自身の趣くペースでこの期間だけお楽しみいただくことはいかがでしょうか・・・?

しかし、どうも私の場合は歩いたあとのパブでの1杯が自分にとってはご褒美になりますので
『美味しいビールをいただく為に・・・』・・・歩くでしょう 


散歩後の1杯パブ



但し、クリスマスシーズンの12月24日から26日までは
パブでもお休みをする場合が多いので
出来ればご宿泊先のカントリーホテルのラウンジやパブでゆっくり過ごすことが
この上ない至福の時間を与えてくれるでしょう 



カントリーホテルのラウンジ
カントリーホテルの暖炉が炊かれるラウンジ

このシーズンのホテルでの飾り付けも必見です 





そして・・もしご滞在先の村や街に教会があって
宗教に関係なくても
(ごめんなさい、私が無宗教なのです・・でも、教会も宗教画も大好きです)
その年の最後にクリスマスのミサに参列することができたら・・・

とっても素敵なことだと思います

1年に1度くらいは(?)は敬虔な気持ちになれる時間を持つことができるのではないでしょうか・・・?

・・しかし、この教会のミサのご参加につきましては
必ずご宿泊先で確認してみてください











【 ロンドンでの過ごし方 】







さて、交通機関も普段よりも間引き運転してしまう・・・
それでも
この街での足は何といってもバスと地下鉄

さすがのこの期間はまったく運行されないわけではありませんが・・・
不便と感じるくらいの運転本数しかでないこと

地域によってはまったくの運休になってしまうこともあります


ですから、この際お天気が大丈夫な限り!!
歩いてしまいましょう 





ロンドンの街は想像以上に『歩いての観光』も可能です 

その為には観やすいロンドン市内地図をご用意されること
下の地図は東京の英国政府観光庁でご用意している地図ですが
ロンドンの街の中心部が正確に見やすく、そして持ち運びに嵩張らない

私は必ず持参する1品です


ロンドン市内地図


中心部だけの掲載なので、ご滞在されるご宿泊先の場所にもよりますが
この地図があれば結構ロンドンの街もご自身の足で見て歩くことも可能かと思います

そして・・・

ロンドンの主要な観光場所のサイトをご案内いたしますので
どうぞ、ご希望の見学先の休日案内やオープン時間などをご確認の上、
観光のご予定を作ってみてはいかがでしょうか・・?




::: 博物館 :::


大英博物館 The British Museum
ヴィクトリア&アルバート博物館 V&A
自然史博物館 Natural History Museum
化学博物館 the Science Museum
ベスナル・グリーン子供博物館 V&A Museum of Childhood
デザイン・ミュージアム Design Museum, London
ロンドン交通博物館 London's Transport Museum
シアター・ミュージアム Theatre Museum
ティー&コーヒーミュージアム The Bramah Museum of Tea & Coffee
大英図書館 THE BRITISH LIBRARY
ラグビー博物館 rfu.com-microsites-museum-






::: 美術館 :::


ナショナル・ポートレートギャラリー National Portrait Gallery
テート・ブリテン&テート・モダン Tate Online British and international modern art
ウォレス・コレクション Wallace Collection
ウィリアム・モリスギャラリー William Morris Gallery
コートールド協会美術館 Courtauld Institute Gallery



* ほぼどの博物館も今年のクリスマスシーズンから年明けの閉館お知らせが載っています
全ての館が12月24日〜26日、1月1日の閉館するわけではありませんが
ご出発前のご確認、お問い合わせが必要かと思います



そうなると、もう一つのロンドンの名物は・・




::: 公園巡り :::


ロンドン市内の公園案内 Tourists


ロンドンの街中にある広大な公園はほとんどが王室所有の公園になります
ですから、時間や日にちによっては入り口が閉められてしまう公園もありますので
ご注意下さい




::: デパート :::


ハロッズ Harrods Harrods.com - Harrods.com
リバティ Liberty Liberty Store Info
ハービー・ニコルズ Harvey Nicholls London Store Harvey Nichols
セルフリッジ Selfridges Selfridges & Co.
ジョン・ルイス John Lewis John Lewis
マークス&スペンサー Marks & Spencer Marks & Spencer Online Shopping
フォートナム&メイソン Fortnum & Mason Fortnum & Mason - Fortnum & Mason UK



*ほとんどのデパートは24日までは営業していますが、
普段の日よりもその御時間が短い場合があります
どうぞ、ご注意下さい

そして、
27日はほとんどのお店で1年に2回ある内の2回目に当たる
貴重なバーゲン時期になります


その時のために体力を温存されておかれることも必要かもしれません 





::: 劇場 :::


ロンドンのシアター情報 London Theatre Tickets from London


* ミュージカルのチケットなどは日本で事前に入手することも可能です
又は、ご宿泊先のホテルに依頼しておくのも宜しいかもしれません

尚、事前購入の場合は万が一キャンセルなさっても買取になることが多いので
ご注意下さいませ



ロンドン・トラファルガースクエア



*今年の最新情報をご紹介しています
どうぞご出発前にご確認の上、
万全のご計画を立てられてのご出発をお薦めします











このシーズンになると本当はロンドンのクリスマスのイルミネーションや飾りつけ、
ウィンドーのディスプレイ、ショップの店員さん達の様子や
教会の何時もと違う空気を見たく、感じたくなります

しかし・・・この業界に入ってからは『12月』という月は
本当に1年の締めかしら・・と思うくらい実感がなく過ぎてしまいます

最終日まで空港に送る航空券のチェックや
お客様の機内でのご希望は航空会社へ伝わっているか?
空港スタッフへの連絡や段取りは滞りなく伝わっているかしら・・?


それでも、年が明けて無事に楽しいご旅行からお帰りになって
そのご報告がいただければ・・・やっと肩の荷がおります


何時かこのシーズンに英国への旅が出来るように・・・

そして、行くことが出来たならご案内したサイトを眺めながら
出発を心待ちにする自分がいるのです


どうぞ、そんな素敵な時にご旅行できます皆様に
少しでもご参考になればこんなに嬉しいことはありません



そして、私達旅行業界に携わる者達はこれから1年を締めくくるに相応しい喧騒へと向かいます




1年の総決算でございます








こちらのページは今現在私達の日常業務のほんの一時を絡めてご紹介してしまいました
もちろん、旅行代理店や各航空会社によってはそれぞれに違うかもしれません


どうぞ、ご意見やご感想をお待ち申し上げております











Top New ページのTop  



やさしい個人旅行講座


  
2006年スコットランドイベントカレンダー